〖湿邪〗対策 その①
タイトルにある〖湿邪〗(しつじゃ) という言葉、ご存知ですか?
ここ数年梅雨の時期になると、取り上げる番組や雑誌の特集が増えてきた気がするので、耳にされている方も多いかも知れません。
この〖湿邪〗とは中医学などにおいて病気の原因の一つとされています(他にも暑邪・火邪・寒邪…などあります)
湿度が高いこの時期は体内に余分な水分や老廃物がたまり、悪い湿気〖湿邪〗が「冷え」をまねき心身の不調を引き起こしていきます。
その「冷え」により血液の循環が滞って代謝が悪くなり、汗や尿で水分を排出し辛くなるため、むくみも起こりやすくなってきます。
気圧や気温の急な変動も手伝って自律神経がうまく機能しなくことが原因とされますが、現れる主な症状として
「体のだるさ・頭痛」「胃もたれ・食欲不振」「神経痛・関節痛」「口内炎」「憂鬱感」などがあります。
この〖湿邪〗にどう対処していくかですが、水分は下に溜まるため下半身が冷えやすくなります。
ぬるめのお湯で半身浴や足浴をおこない、冷えた体を温めてやることが一番です。
入浴後に下半身のストレッチができれば、なおよいと思います。
施術時に首の付け根周辺のコリが取れてくると、胃腸がギュルギュルと動き出すことがよくあるのですが、時間のある時に肩甲骨をゆっくり大きく回してあげて、首の付け根の血流をよくしてあげるのも胃腸の不調に効果的です。
もうひとつ大切なのは食事ですが、これはまた次回に書きたいと思います。
寒暖差疲労に気をつけて!
〖湿邪〗対策 その②